「まってる」

心穏やかになるかわいい絵本です。

少年が老人になっていく人生のなかで訪れる
様々な「まってる」瞬間が描かれてます。

赤い毛糸が随所に映え、細い線のイラストも一見の価値アリ!!

クリスマスに向けて、大切な人へプレゼントしたい一冊です。

原語はフランス語で、訳は小山 薫堂氏。

東京カレンダーなんかで、食や器のコラムをかいたりしてるけど、ほんとは放送作家。素敵な大人です。

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「モカシン靴のシンデレラ」

北米インディアン、ミクマク族が「シンデレラ」を語り直し伝承してきたもの。

辛い境遇だったとはいえ、魔法の力で素敵な衣装を身にまとい、ガラスの靴を落としてくるという思わせぶりな「シンデレラ」や

王子様がキスしてくれるまで、100年もの間、眠って待っていた「眠り姫」よりも

大好きな王子様に会うため、自分の声とひきかえに人間の脚を手に入れた「人魚姫」が

      好き

という人にはおすすめ。

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アウシュヴィッツの子どもたち

「アウシュヴィッツの子どもたち」  青木進々 著  (グリーンピース出版会)

-たちどまって、聞いてください。まだ生きていたかった、子どもたちの声を-

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(以下 抜粋)

いま、私たちの心の中に「優秀な人間」と「だめな人間」とを分けようとする考えがないだろうか?

みんなと同じことをできない人を「だめなやつ」だと決めてしまうことはないだろうか?

・・・・

アウシュヴィッツは狂った人々がまちがえて作ったものではなかった

・・・

自分が困ったときに、もっと困っている人々を思いやれなかった

自分さえ安全ならほかの人が少しくらい苦しんでも、少しくらい死んでもしかたがないと思っていた

・・・

もしかしたら、アウシュヴィッツで罪をおかした人びとは、みんなどこにでもいる、ふつうの人たちだったのではないだろうか?

私たちと同じように。。。

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生きていく上で、
知っていなくてはいけないことがある。

そのひとつ。

過去を知ることは、今を見つめること
そして、よりよい未来をつくるために必要なこと

他人事ではない。
自分の周りにも、小さなアウシュヴィッツがありはしないだろうか。
そう考えさせられます。

写真とわかりやすい言葉で、アウシュヴィッツの歴史を著している数十ページの薄い本。
子供~大人向け。

必読です。


Q。アウシュヴィッツはどこの国にありますか?

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てのひらの迷路

この人はなんて、思いやりのある人なのだろうと思ってた。
心優しく愛情深い。熱もある。
「友を選らばば、書を読みて、六分の侠気と四分の熱」っていう与謝野鉄幹の言葉がぴったりだ。
ぜひおつきあいしてみたい。

斜陽のかげりを見せるR25をいまだもらってくるのは、
巻末の彼の連載(隔週だけど)を読まんがため。

「とくダネ」がラジオ兼時計がわりの忙しい朝、石田衣良がゲストコメンテーターだとコメントを聞こうと手が止まり、顔を見ようとテレビの前へ行く。

けれど、今まで一度も本業の小説を読んだことはなかった。

作家に対しては保守的だし、
小説がメンドクサイと思ってしまう余裕のない日々だったこともあるし、登場人物が若者ばかりだったせいもある。
(若者青春ラプソディ的なものは今は読みたくない)


「てのひらの迷路」、久々に買ったハードカバーの本。小説。

深く感動したわけでもなく、強く衝撃を受けたわけでもないけれど、サラッとした感じがいい気持ち。

なかでも「ひとりぼっちの世界」っていうのがすきだった。
哀しい、がわかるひと。

あとがきで、今はなき母に捧げようと思います とあって
お母様の名前が書かれていて、

ずっとペンネームだと思ってた彼の名前、本名だったみたい。

石田 衣良

 いしだ いら

イシダイラ

「石平」さん。

石田衣良さん、

これからは、大人が登場する小説は読もうと思います。

                     

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「きみが住む星」 池澤夏樹

    ロマンチストなきみへ

初めて読んだ日は「はは~ん」って鼻で笑って、本ををベッドに放り投げた、感じ。
(実際、ベッド派じゃないし、本を投げるようなお行儀の悪いことはしませんが)

でもね、日が経って、何度か読んでみたら、「あらあらあら? 何だか素敵じゃない☆」って。

書き手が世界のいろんな国を旅して、各地から彼女に宛てた手紙。
そして美しい風景の写真がいっぱい。

長い旅に出ると、好きな人に手紙を書きたくなって、書いたりするけれど
こんなに上手には書けないでしょう。

実際こんな手紙をもらったら、嬉しくて楽しみで毎日ポストをのぞいちゃうでしょう。

手紙だからよいのでしょう。

便箋やポストカードの紙のしわとか、インクのかすれ具合とか、
好きな人の字のクセや、外国の切手の愛らしさ。
その温もりがいいのでしょう。

それから、この手紙は、私に会うために実際に長い旅をしてきたんだ、と想像すると愛おしくなるでしょう?


ロマンチストなきみならば、きっと、心にぐっとくる一通が見つけられる。


きみは誰に手紙を書きたい?

上手に書けなくても、気持ちがのっていれば、きちんと相手に届くはず。

反対にキレイに着飾った言葉でつづっても、気持ちがなければ、届かない。
軽いコトバは風に吹かれて、どこかへ飛んでいっちゃうでしょう。

そんなことを思わせる、気持ちのこもったメッセージ。

ロマンチストなきみならば、きっと、心にぐっとくる一冊。

              ロマンチストエゴイストなaoiより

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「かもめ」 寺山修二

初恋は実らないから美しく
約束は守られないから、心に残るのかもしれない

かといって

その延長にある今が、決して不幸なのでもない。

自分が選ばなかった人生がどうなっていたかは
誰にもわからない。

忘れられない強い思い出をひとつくらい持っていたい、と思わせる作品。

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グレープフルーツジュース

私がリスペクトする女性のひとり オノヨーコさんの本。

もともと「グレープフルーツ」というタイトルで出版されて、ジョンはこの一冊に刺激されて
「イマジン」をつくったという。

その「グレープフルーツ」を訳しなおしたのがこの本。

最初に読んだ日から、もう何年も経つけれど、気がついたらページをめくってる。

友達に貸して結局返って来なかったことがある。
もちろん、再購入。

「燃やしなさい」とオノヨーコは言うけれど、燃やせない。

大切すぎて。

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