フジ子・ヘミング

きのうの金曜の夜は、フジ子・ヘミングのソロリサイタルへ行ってきました。

おひとりさまnightです。


ひとりで、静かに過ごしたい夜もある。
・・・ということで、ずいぶん前に予約したチケットでした。

しっとり大人な雰囲気の会場。
ワインなぞ、飲んでしまったりして・・・。
隣に座られたおじさまも、レディファーストな紳士で。
なんだか私も、ちょっとしたレディ気分。


奮発して、良席だったので、真正面。


2年ぶりのフジ子さん。
ショパンとリストの曲を披露してくれました。

素敵でした。



リストの「ラ・カンパネラ」は、いつもいつも心に響く。
彼女がたくさん苦労してきたぶん、訴えかけるものがあるんだろうな、きっと。

この曲が始まる直前は、お客さんもみんな居ずまいを正す感じで、「いよいよ、カンパネラだ」という期待と緊張が会場を包む。

そんなプレッシャーの中で、毎回、ひとの心を揺さぶる演奏をするんだからすごい。

私は彼女のピアノだけじゃなくて、
考え方とかファッションとか絵も好きなのだけど、
でも、何より、彼女のちょっと恥ずかしそうな笑顔が一番好き。


昨日もたくさんの拍手を受けて、恥ずかしそうに嬉しそうに笑っていたので、私もほんわか幸せ気分になれました。

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いわさきちひろ美術館

日曜日、体調が悪くて家で寝ていたのだけど

窓から見える青空があまりにキレイなので外に出たくなり

近所のいわさきちひろ美術館に行ってきました。

家から自転車で15分くらいのところにあって、私の貴重な癒しスポットです。

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小さい頃、家にあった絵本 ラモリスの「あかいふうせん」や、アンデルセンの「にんぎょひめ」、浜田広介の「りゅうのめのなみだ」などの挿絵を描いていたのが、ちひろさんです。

やわらかくて優しい絵が大好きで、今回も秋に向けて部屋に飾るポストカードを購入。

併設のカフェでは、無添加、オーガニックの食材をつかった軽食が食べれます。

それもまた美味しく。

カモミールミルクと栗のシフォンケーキをいただき、幼い日々に思いを馳せ、

子供たちの絵や絵本に囲まれてのんびりゆっくりした時間を過ごしてきました。

帰宅すると、でもやっぱり体調よくなく、再び、お昼寝。

ロードレースには出れなかったけど、いい時間が持てた貴重な日でした。

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NAOTO LIVE

・8月4日  NAOTO LIVE

金髪のバイオリン王子、かっこよかった。
1階席がうらやましかった。盛り上がってて。(わたし、2階の立ち見・・・)
歌詞なしで、バイオリンで、アクティブなライブってすごい。

でも、アンコール間際に入ってきた、関係者席のひとたち、ちょっとむかついた。
かがんだりせずに普通に堂々と歩いて入ってきたし。2曲くらい聴いて、途中で帰ったし。

チケット、とれなかった人だっていたのに。
座席のない押し合いへし合い状態の立ち見の私達だっているのに。

いただけない。もう少し、考えてほしいな。

ライブは素敵だったのに、台無しになっちゃう。

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7月 毛皮のマリー

・7月31日  「毛皮のマリー」 

平 常(たいら じょう) バージョン

何がすごいかというと「ひとり人形劇」

自分自身、自分の指先から足先、それから人形劇だからもちろん人形も操りながら、登場人物を みんな演じ分け、台本のト書きまでもセリフになっている。

声色もみんな異なっていて、観客としては、全然違和感を感じない。

むしろ、そこに人がいるかのようにこちらの想像力をかきたてる演技に釘付け。

紙芝居に夢中になった幼少時代を思い出した。
大人が声色つかってお話する紙芝居の超進化系というところ。

寺山修二作品は好きなので内容も十分知っているにも関わらず、とても新鮮だった。

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live image 5

ちょっと大人のコンサートへ。
 

「image」といえばリラクゼーションCDですけど、

もちろん癒されましたけど、

それだけじゃないんです。

結構熱いんです。

「お前らサイコーだぜぇぇぇ!」的なノリではないですけど、

お行儀のよい熱さですけど。

そんなのもたまにはいいわ♡


いいなぁ、楽器が弾けるって。

習ってる間中、キライだったピアノ、久しぶりに弾きたくなりました。

ずいぶん調律してないし、いまやオブジェと化した実家にあるピアノ、あのこが恋しい。

「機械が弾いてるみたいな演奏」と言われた私の演奏、いまなら、間違えを恐れずに感情をのっけて弾けそうな気がする。
そう、フジ子ヘミングのように(←嘘です)

それから、メイン奏者ではないけれど、二の腕全開でバイオリン弾いてたあのこ、あのこも恋しい。

金髪のバイオリンの王子さまはアンコールの後に王子様らしく素敵な振る舞いを♪

ああ、前方の席のひとがうらやましい。

私のすきな「風笛」を吹くあのひと、あのおじさま最後のimage。観れてよかった。

楽しい時間を過ごすことができたのでここに記録し記憶。

一度はとり損ねたチケット、オークションでゲットしなおした甲斐アリ。

金髪の王子さま:NAOTOさん

おじさま:宮本文昭さん

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向田邦子展

1981年の夏の記憶、といって思い出せるひとはあんまりいないでしょう。

でも私にとっては、特別な夏でした。

夏じゅうを弟とともにイトコの家で過ごし、夏の終わりには、母方の祖父母の家に挨拶に来た父に

「こんにちわ、おじさん」と言ってお茶を出しました。

もちろん5歳の私の意志でなく、イタズラ大好きなオバのサシガネで。

生まれて初めて人を傷つけた夏といってもいいでしょう。

父方の祖母は「aoi ちゃん、愛しているわ」と言って手の甲にキスをして涙を流して去っていきました。

子供の記憶力を侮ってはいけません。

同時に思い出される航空機事故のニュース。
「ムコウダクニコ」と「サッカ」という単語。

両親の離婚と向田邦子の死を伝えるニュースは、航空機事故の映像とともにいつもフラッシュバックします。

年を経て、「ムコウダクニコ」が「向田邦子」であり「サッカ」が「作家」であったことを知ったのは小学校3年生のときでした。
疎開先から元気だったら葉書に「○」を書いて送る妹の話が教科書に載っていたからです。

そうして、私の大好きな憧れの女性として今もムコウダクニコは存在し続けています。

銀座松坂屋での向田邦子展へ行ってきました。

http://www.nhk-sc.or.jp/event/contents/mukouda.html#top

凛としていて、シャンとしていて、品があって、賢く、
面倒見がよくて、お料理上手で、絵を愛し、器を愛し、旅を愛した人。

見慣れた笑顔の写真の前で、涙があふれたのはどうしてでしょう?

感動したのでもなく、悲しいわけでもないのに。


デパートの高層階で行われる催事にすぎないのですが
私にとっては、ひそかにGWのメインイベントでした。

背筋を伸ばして生きていきたい、と久しぶりにまっすぐに真摯な気持ちになれました。

1981年の夏は、大げさに言えば、わたしの新しい人生がはじまった季節でした。

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シャガール

Photo

Shukushou

シャガールのことを書いた絵本を読んでいたら最後のほうに

「小さいころ、彼はイディッシュ語を話していた」

とあって、イディッシュ語では

感動することを「体がさかさまになる」と言ったり

家を訪問することを「家をとびこえる」と表現したりする、

ということが書いてあった。


それを読んで、私もシャガールのいくつかの絵を想像して

体がさかさまになったような心地。

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生きる

生きているということ
いまを生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっとあるメロディーを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いまいきているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ

あなたの手のぬくみ
いのちということ

(「うつむく青年」谷川俊太郎)

ミニスカートにハッとすることも
プラネタリウムで好きな人と星空を見上げることも
ヨハン・シュトラウスの音色に酔いしれることも
生きてるってことだって。
素敵。

でも、決して美しいものばかりじゃない。
悪は隠れているからね。気をつけないとね。

と隣人の手を握り返したくなる気持ちになります。

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