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ホノルルマラソン 完結篇

ホノルルマラソンをまじめに語る の巻

ホノルルマラソンが開催されるようになったそもそものきっかけは、

心臓にペースメーカーをつけた人の「私だってフルマラソンを走りたい」という願いを叶えたものだったらしい。

それまで、レースといえば、競技者のもので制限時間のあるものばかり。

身体に障害がある人が走りきれるレースはなかった。

ホノルルマラソンに制限時間がないのはそんな理由から。

どんなに遅くともゴールまでたどり着ければ「FINISHER」になれるのはそんな理由から。

車椅子の人も目が見えない人も、はた目からはわからないけど、きっと病気を抱えている人も。

日本人がほとんどだったけど、それでも、いろんな国の人が

走るために集まってくるレース。

実際、車椅子の人や目の見えない人が走ってる姿を見ると、沿道の人だけじゃなく、走ってる私たちも 拍手したり声を出して応援する。

そういうのが、とても素敵に思えた。

走った翌日、海にダイビングしに行ったとき、片足がないお兄さんに出会った。

私は最初にバスで会ったとき、車椅子をつかっているのは一緒に来ていたお母さんの方だと思ってた。

お兄さんの足が片っぽないなんて気づかないまま、完走の喜びを分かち合っていた。

バスを降りたとき、実は、車椅子に乗っていたのはマラソンしたお兄さんの方だとわかって本当にびっくりした。

傷跡があったから、きっと事故か何かで無くしてしまったんだろうと思う。

レース中に車椅子で走る人を何人も見かけたけど、今、目の前にいる人が本当にホノルルマラソンにチャレンジして完走したんだ、って思ったら、なんだか涙が出そうだった。

お兄さんは、マラソンだけでなく シーウォーカーという宇宙服みたいなのを着て海の中を歩く というのにも挑戦していたし、シュノーケリングにも挑戦していた。

シュノーケリングに行く前に私に「海はどうでしたか?」と聞いてきたので

「魚がいっぱい見えて、とってもキレイでしたよ。シマシマの魚とかファインディングニモみたいなのも見えましたよ! さんご礁も見えました!」と言ったら

「ほら、お母さん、きれいだって。やっぱりお母さんも行こうよ」みたいなことを言って渋るお母さんを連れ出そうとしていたくらい積極的。

お兄さん、相当かっこいい。

そうして、ハワイのインストラクターの人たちも障害のある人たちと一緒に海に出ることにとても慣れている様子だったのも印象的だった。

お兄さんとお母さんは、私が東京マラソンに出ることを知ると

「じゃあ、TV中継見なくっちゃ。わかりやすいようにホノルルマラソンフィニッシャーズTシャツ着てね」なんて言ってくれた。

連絡先の交換くらいしたかったけど、帰り際、バタバタしてしまってできなかった。

でも、私、2月に東京を走るとき、どこかでこのお兄さんとお母さんが見てるだろうと思って走ろうと思います。

ホノルルマラソン第一回開催の話をしてくれた山西先生は、かつて養護学校の校長先生だった。

その養護学校では修学旅行がホノルルマラソンだったという。

マラソンに参加した児童が、ダイヤモンドヘッドの向こうから昇る朝日をみて言ったそうです。

「見て、神様が昇ってくるよ!」

素晴らしいイベントに参加できて、本当に嬉しく思います。

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